中日、一回の4点で流れ/不安吹き飛ばす先制攻撃

[ 2010年10月20日 22:45 ]

 【中日5―0巨人】真剣勝負から遠ざかっていた不安を、いきなり吹き飛ばす先制攻撃。主導権を握ったのは、一回に4点を奪った中日だった。

 中前打の荒木をバントで送り、1死二塁。「振ろうと思ってもバットが出ないほど緊張していた」という森野が左前にはじき返した。三塁手のグラブをかすめる当たりを確認してからスピードを上げた二塁走者の荒木が、本塁に頭から突っ込んで先取点を奪った。
 レギュラーシーズン終了後、調整した宮崎での秋季教育リーグにはコーチ陣も参加。荒木の好走塁とともに、必死に腕を回して本塁に向かわせた笘篠三塁コーチの判断も光った。
 先行逃げ切りが得意な中日にとって先取点は大きい。森野の後にブランコと藤井にも適時打が出て、流れは迎え撃つ側に大きく傾いた。
 「振り返ればきょうは一回がすべて」と森野。選手会長はチーム一丸の勝利に胸を張った。

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2010年10月20日のニュース