放出発表の斎藤「年々大変になる」体調維持と精神の安定

[ 2010年10月20日 15:18 ]

 ブレーブスの斎藤は日本選手所属球団で唯一のプレーオフ進出に貢献したが、右肩痛の影響で地区シリーズ出場はならなかった。19日にはチームが放出を発表。40歳での大リーグ5年目を「体調の維持が年々大変になって、精神的な波も大きくなって苦しかった」と振り返った。

 故障に苦しめられた1年だった。レッドソックスから移籍した新天地で、抑えにつなぐセットアッパーを担った。しかし6月に左太ももを痛めて3週間近く故障者リスト(DL)入り。7月以降も右肩痛に悩まされ、優勝を争っていた9月も約2週間戦列を離れた。
 良い状態が続かない中でも、マウンドでは衰えを感じさせなかった。昨季と同じ56試合に登板。終盤は16試合連続で自責点なしと安定感を見せ、首脳陣からの信頼も大きかっただけに、来季に向けて「やれる限りはやりたい」と意欲を見せた。(共同)

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2010年10月20日のニュース