横浜・山口の父、元幕内力士の久さん死去

[ 2010年10月20日 06:00 ]

山口(左)のプロ初勝利を喜ぶ父・久さん

 横浜の守護神・山口俊投手(23)の父で大相撲の元幕内谷嵐・久氏が、19日午前10時40分、肝臓がんのため大分市内の病院で死去した。58歳だった。久氏は大分県中津市出身。時津風部屋から71年初場所で初土俵。78年夏場所で新入幕を果たし、最高位は前頭4枚目だった。

 今季もチームが最下位ながらも、30セーブを挙げるなど、球界屈指の守護神に育った山口の土台をつくったのが久氏だった。小学生時代から指導を受け、毎日しこ100回、股割りをこなし、下半身の強さを幼少時から培った。06年に大分・柳ケ浦から横浜へ入団すると、好きな言葉に「ごっつぁんです」を挙げ、同年フレッシュ球宴ではマウンドでしこ踏み。仲間には父直伝のちゃんこ鍋をふるまっていた。
 通夜は20日午後7時、葬儀・告別式は21日午後1時から、いずれも大分県中津市上宮永3の382の5、中津紫雲閣=(電)0979(23)4444=で。喪主は妻啓子(けいこ)さん。

続きを表示

2010年10月20日のニュース