ソフトバンク新たな“助っ人”で巻き返しへ

　７年ぶりにパ・リーグを制しながら日本シリーズ進出を逃したソフトバンクが、来季は強力な“助っ人”を得て巻き返しに挑む。坂本竜馬で有名な海援隊にギリシャ文字のΧ（カイ）を絡めて「Χ援隊」と命名されたデータベースを開発中。チーム内の情報にとどまらず、他球団の選手のデータがクリックひとつで見られるシステム構築を目指す。

　情報共有を唱えた王貞治球団会長の意向を、得意のＩＴ技術で実現するのが狙い。小林至編成・育成部長は２０日、「ホークスのイズムを残していって、年々進化していくチームにする。伝統と科学の融合」と自信たっぷりに話した。