セガサミー佐々木誠監督今季限りで退任へ

[ 2010年9月5日 06:00 ]

 社会人野球の強豪、セガサミーの佐々木誠監督(44)が今季限りで退任することが4日、分かった。08年からチームを率いて3年目の今夏は東京2次予選で敗退。契約が残る今シーズンいっぱいは指揮を執る予定で、すでに出場権を得ている11月の日本選手権が最後の大会となる。

 佐々木監督は南海、ダイエー、西武、阪神の4球団で俊足強打の外野手として活躍。引退後、オリックスで2軍コーチを務め、セガサミーが新規加盟した06年に打撃コーチとして招へいされた。92年に首位打者と盗塁王を獲得するなどした野球センスを指導に生かして若手を育成。08年に青島前監督の退任に伴い打撃コーチから第2代監督に昇格すると、激戦区の東京で2年連続都市対抗出場に導いた。次期監督は未定で、佐々木監督は「今は日本選手権に全力を尽くすとだけしか言えない」と話した。

 ◆佐々木 誠(ささき・まこと)1965年(昭40)10月3日、岡山県生まれの44歳。水島工時代は投手で、83年ドラフトで南海に入団。俊足好打の外野手として92年には打率・322、40盗塁で首位打者と盗塁王に輝いた。西武、阪神を経て00年オフ、メジャー挑戦したがかなわず現役引退。03年はダイエー、04年からオリックスの2軍コーチを務め、06年にセガサミーの打撃コーチ、08年に監督に就任した。

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2010年9月5日のニュース