中日6連勝で阪神戦へ 理想的な試合で巨人たたく

[ 2010年9月5日 18:56 ]

 【中日3―1巨人】4番の一発で先制し、先発が最少失点で盤石の救援陣につないだ。落合監督が「安心して見ていられた」と笑顔で振り返った理想的な試合で、中日が巨人とのレギュラーシーズン最終戦に快勝。昨季は8勝16敗と負け越したライバルを、今季は15勝9敗と圧倒した。

 先発の中田賢は二回に高橋の犠飛で1点を失ったものの「完ぺきにとらえられた球は少なかった」と胸を張る内容で8回を5安打1失点。前回、8月29日の横浜戦は8回2失点の完投で敗れた右腕は「九回も行くつもりだった」と99球で余力を残して後を託した。
 九回は浅尾が先頭のラミレスを投ゴロに仕留めて岩瀬につなぎ、守護神も走者2人を出しながら無失点で締めた。
 巨人との最後の3連戦に全勝して連勝を6に伸ばし、貯金も今季最多の14となった。落合監督は「もうちょっと点が取れないかな」と不満をのぞかせた。エースの吉見が戦列を離れたのは痛いが、指揮官が「何通りも出せる」と胸を張る自慢の救援陣と、安定した先発陣の存在は心強い。
 7日からは敵地に乗り込んで阪神と対戦する。4月15日以来の首位返り咲きも見えてきた。

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2010年9月5日のニュース