JR九州、劇的4強!執念の逆転サヨナラ

[ 2010年9月5日 22:12 ]

 【都市対抗野球・JR九州4―3NTT東日本】昨年の社会人日本選手権覇者のJR九州が執念の逆転サヨナラ勝ち。吉田監督は「選手は粘り強く、最後まであきらめなかった。感謝している」と笑顔で話した。

 先発米藤からプロ注目の右腕浜野への継投はほぼ予定通りだったが、終盤に落とし穴があった。浜野が八、九回にソロ本塁打を浴び、試合をひっくり返された。
 追い詰められた九回裏。安打と四球などで1死一、二塁とし、1番田中敬が左前に運ぶ。熊本ゴールデンラークスから補強の二走、下田が捕手のタッチをかいくぐり同点に。さらに敬遠四球を挟んだ1死満塁で初球のスクイズを外されたが、捕手の体勢が崩れる。逆転を期して代走起用されていた三走の田中允が果敢に頭から突っ込み、サヨナラ本盗となった。
 田中敬は「まだ九州には帰りたくなかった。よく覚えていない」と興奮した様子。日本選手権に続く頂点まであと2勝。指揮官は「あとは総力戦になる」と力を込めた。

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2010年9月5日のニュース