青学大・福島「当たり前」完投でリーグ初勝利!

[ 2010年9月5日 06:00 ]

<青学大・中大>9回を完投した青学大・福島は笑顔

 【東都大学野球・青学大5―2中大】青学大2年生右腕の福島は完封目前の9回に失策をきっかけに2失点。それでも4安打12奪三振で完投して、自身リーグ戦初勝利を挙げた。

 チームの2季ぶり1部復帰初戦を白星で飾って「勝てて良かった。調子よく投げられました。初勝利は意識しました。先発完投は当たり前です」と初々しく喜んだ。
 大阪桐蔭では08年夏の甲子園を制し、意気揚々と入学も昨秋に2部降格。だが今春はフル回転して6勝を挙げ、1部復帰の原動力となった。140キロ台中盤の直球にカットボール、チェンジアップなどの変化球で中大を翻ろうした2年生に、河原井監督は「ウチは彼しかいませんから」とホッとした表情だった。

 <中大 沢村を無理させず>中大は負傷中のエース沢村が登板しないまま敗戦。157キロ右腕は、7月25日の大学日本代表強化試合で痛めた左脇腹が完治していない。試合展開によっては救援登板の可能性もあったが、先発の入江が4回2/3で3失点KOされるなどの展開にブルペンで軽い投球練習程度にとどまった。創立125周年で12季ぶりの優勝を狙う高橋監督だが「沢村は投げたいと思っているだろうけど、無理はさせたくない」と振り返っていた。

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2010年9月5日のニュース