阪神“若い力”で首位キープ!秋山好投、藤川俊が先制打

[ 2010年9月5日 20:26 ]

 【阪神11―5広島】若い力が阪神の悪い流れを断ち切った。先発のルーキー秋山が好投し、先制打も新人の藤川俊。2年目の上本は3安打1打点。今季4度目となる20安打で11点を奪い、首位を守った。

 秋山は低めへの制球が抜群だった。「いつもよりリリースポイントが前だった分、打者が差し込まれた」と自賛。七回に3点を失って途中降板したが、六回までは一回の1安打だけに抑え、リズムのいい投球で打線の援護を引き出した。
 死球の影響で欠場した平野の穴も、若手2人が埋めた。2番に入った藤川俊は三回1死一、二塁から先制打を左前へ。「秋山がいい投球をしていたから早く先制したかった」と、同じ新人を力強く後押しした。
 プロ初の先発出場だった上本は本塁を陥れる好走塁もあった。九回はダメ押しとなる適時二塁打を放ち「とにかく走者をかえそうと思った。振り切ることを考えていた」と興奮気味だった。
 2連敗中は投打がかみ合わず、何もかもが停滞気味だった。それだけに新戦力の台頭は大きい。7日からは0・5ゲーム差で追い掛けてくる2位の中日と3連戦。真弓監督は「どこと当たっても同じ気持ち」と力を込めた。

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2010年9月5日のニュース