T-岡田2打席連発22号!本塁打王争いトップに

[ 2010年7月21日 06:00 ]

<オ・楽>T-岡田は右越えに2打席連続となるソロ本塁打を放つ

 【オリックス11-7楽天】パ・リーグ本塁打王争いトップだ。オリックスのT-岡田が、2打席連続本塁打で試合を決めた。

 今季22本塁打でソフトバンク・オーティズの21本を抜いたが「実感は全然ないです。シーズンはまだ長い。終わったときにここにいられたら」と冷静だった。

 まずは2点を加えて4点リードした2回だ。なおも1死一、二塁から、内角131キロのフォークに体を回転させた。「ちょっと詰まったけれど、うまく振り抜くことができた」。右中間へ21号3ラン。攻撃の手を緩めない効果的な追加点となった。続いて3回の第3打席。2死から再び内角球をたたいた。130キロの直球を再び右中間席へ。2打席連続本塁打でオーティズを抜き単独トップに立った。「完ぺきです」。普段は謙虚な男が、珍しく自画自賛した。

 5月からノーステップ打法に取り組む。下半身の動きを最小限に抑えるためだ。「最初はいろいろなところの筋肉が張って大変だったけれど、今はもう慣れました。低めのボールを振ることがなくなった。甘く来たのをしっかりとらえられている」。打率も・277まで復調し「球宴までに2割8分くらいにしたいと思っていた。順調っちゃ順調ですね」と笑った。

 T―岡田にけん引された打線は、バルディリスにも6号ソロが飛び出すなど15安打11得点。1日の楽天戦(京セラドーム)以来、17試合ぶりの2ケタ得点をあげた。エース金子千の連続完封の快挙は途絶えたが、大勝で5カードぶりの勝ち越しとなった。

 ≪金子千 4連続完封ならず…≫オリックスのエース・金子千は快挙を逃した。リーグ記録の4試合連続完封に挑んだ先発・金子千だったが、4回先頭の鉄平に二塁打されると、続く山崎に中前適時打を許した。32イニングぶりの失点。「正直なところ、全く意識せずには投げられなかった。タイ記録というのが僕らしい」。さらに味方の失策も絡んでこの回一挙5失点。5回7安打5失点で8勝目をあげたが、笑顔は控えめだった。

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2010年7月21日のニュース