ペタがサヨナラ弾!ソフトバンク3年ぶり7連勝

[ 2010年7月21日 21:59 ]

11回、サヨナラ2ランを放ったペタジーニ(16)を大喜びで迎えるソフトバンクナイン

 【ソフトバンク6-4西武】目いっぱいにフルスイングした打球は、あっという間に赤く染まった右翼席へ飛び込んだ。「打てる球を待って強くたたくことだけを考えていた」。ソフトバンクのペタジーニが自身今季2本目のサヨナラ本塁打を放ち、チームを3年ぶりの7連勝へ導いた。

 同点の延長十一回1死一塁、1ボールからの2球目だった。「シンプルに考えた。振らなければ何かは起きない」。ストライクゾーンに入ってきた球を一発で仕留めた。
 一時は3割を超えていた打率は、7月に入ってからの不調で2割台半ばまで下がった。この日も前の打席まで4打数無安打。それでも「経験を信じてやれば光は見えると思った」。39歳のベテランらしく焦ることなく復調を待ったのが実った。
 通常より早く六回から“必勝リレー”に入りながら摂津が同点とされた嫌な展開も競り勝ち、首位西武との直接対決3連戦3連勝で0・5差に迫った。秋山監督は「シーズンを占うような試合だった」と興奮を隠さず、ペタジーニは「チーム一丸となって、すぐに西武をつかまえたい」と意気込む。貯金を今季最多の11に伸ばし、前半戦を最高の形で締めくくった。

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2010年7月21日のニュース