松坂 本格的チャリティー活動始動

[ 2010年7月21日 06:00 ]

 レッドソックスの松坂が、今季から本格的にチャリティー活動に乗り出すことになった。

 球団や倫世夫人(35)と相談の上、(1)奪三振1個=500ドル(約4万3500円)(2)大リーグの公認を受けた自身のサイン入りグッズ販売による収益――を球団を通じて、米国の少年少女に寄付する。さらに、倫世夫人も参加する企画も進行中で、松坂は「本当に多くの人からたくさん力をもらっている。感謝の気持ちを形にして還元したいと思った」と語った。奪三振数は今季初登板からにさかのぼり、この日の6個を合わせてここまで計65個。3万2500ドル(約282万7500円)分となった。

 松坂は西武時代にも「松坂シート」を設置。メジャー移籍後も横浜高の同級生を中心に編成された草野球チーム「横浜サムライ」の一員として、チャリティー試合を開催してきたが、公表はしなかった。「大リーグの選手は積極的。僕もしっかり活動していることを知ってもらった方がいい。他の選手が自分もと思ってくれたら。小さい動きが広がれば大きい動きにつながる」と日本を代表する投手としての自覚も背中を押した。

 「将来的にいろいろな人の手助けができればいい」。松坂の壮大な夢への第一歩といえる。

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2010年7月21日のニュース