巨人、不安抱えて後半戦へ…投打の課題が色濃い敗戦

[ 2010年7月21日 23:03 ]

 【巨人3-4ヤクルト】巨人は2年連続の首位折り返しとなった。しかし、球宴前の最終戦は黒星。試合内容には、今の課題が色濃く浮かんだ。

 この日の先発は、これまでは中継ぎの福田。4回2失点でリードを許して降板した右腕に、原監督は「期待の大きい分ね。期待通りではなかったというところ」。先発陣の駒不足を解消する決め手にならず、苦笑いで話した。2番手の藤井も、1回を2安打2四球で1失点。中3日の間隔に3季ぶりの救援登板という点を割り引いても、今後に不安を残した。
 打線も「全体的にあと1本が出なかった」と言う指揮官の言葉通り、得点圏に再三走者を置きながら、3点止まり。残塁は14を数えた。チームの総得点、本塁打はリーグトップだが、今は明らかにつながりを欠く。
 2位阪神とは0・5ゲーム差。球宴後、最初のカードで戦う3位中日には3ゲーム差に詰め寄られた。「1位で折り返したことは非常に良かった。これをさらに飛躍の材料として戦っていく」。原監督は前向きに話したが、追ってくる虎と竜の影を確かに感じながら、巨人の前半戦が終わった。

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2010年7月21日のニュース