ヤクルトが連敗止める!林昌勇3年連続20S

[ 2010年7月21日 22:19 ]

 【ヤクルト4-3巨人】ヤクルトが連敗を4で止めた。0―1の3回にホワイトセルの2ランで逆転。5回の飯原の適時打などで突き放した。石川が2年ぶりの巨人戦勝利。林昌勇が3年連続20セーブに到達した。球宴前最後の試合。事前に、1点ビハインドでも八回からの登板を承諾していた。2回1失点。1点差勝利でチームを連敗脱出に導いた。「最後を抑えるのが自分の仕事」と簡潔な言葉にプライドをにじませた。

 直球は140キロ台前半から150キロまでとばらついた。しかし、これはあえて同じ直球に球速差をつけているからだ。同じ握りながら打者の手元で左右に微妙に曲げる。スライダーやフォークボールと合わせると、持ち球は先発投手並みに豊富。これを武器に日本で抑えに君臨し、今季も防御率1・44と初のセーブ王も狙える安定感だ。
 今季でヤクルトとの契約が切れる。球団は残留を要請する方針だ。だが本人は日本球界でのプレーを最優先しているものの、交渉は難航必至とされる。「20セーブで終わることなく、もっと増やしたい」という右腕だけに、決裂すれば国内の他球団が放っておくはずがない。

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2010年7月21日のニュース