巨人スカウト絶賛!「大分のドクターK」10球団の前で圧巻17K!

[ 2010年7月21日 07:24 ]

<大分工・別府羽室台>公式戦自己最多の17奪三振で1安打完封発進した大分工・田中太一

 【大分・大分工4-0別府羽室台】巨人、中日など10球団のスカウトが熱視線を送った大分工の田中太一投手(3年)が、別府羽室台戦で17奪三振の快投で1安打完封勝利。「大分のドクターK」の実力を見せつけた。

 「大分のドクターK」こと大分工のエース田中が、圧巻の奪三振ショーを見せた。

 気温34度の猛暑の中、9回を除く毎回の17奪三振。9回に先頭打者に右前に運ばれ自身初の無安打無得点は逃したが、1安打完封でケタ違いの力を見せつけた。

 MAX146キロの直球と120キロ台後半の「太一カーブ」が効果的だった。「太一カーブ」とは昨夏、力んで投げたカーブが高速のまま鋭く落ちた偶然から誕生した魔球。「リリースポイントが定まらなかった。40点」と本人は不満顔も、巨人の武田スカウトは「切れも伸びも素晴らしい。これで完ぺきじゃないの?」と絶賛した。

 大分工は自身が生まれた93年を最後に甲子園から遠ざかっている。「三振の数では負けない」と言い切るドクターKには、17年ぶりの聖地への道のりがはっきりと見えている。

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2010年7月21日のニュース