丸刈りクルーン　汚名返上の３勝目

＜巨・ヤ＞お立ち台で笑顔で握手する小笠原（左）とクルーン

　【巨人４－３ヤクルト】巨人のクルーンが汚名返上の好投で３勝目を挙げた。

　同点の９回から登板。１０回までの２イニングで４三振を奪って無失点に抑え、サヨナラ勝利を呼び込んだ。１８日の横浜戦（横浜）では３点リードの９回に登板し、ハーパーに逆転サヨナラ満塁弾を献上。翌日から頭を丸刈りにし、グラブ、スパイク、アンダーシャツなどを新調していた右腕は「（逆転満塁弾を）忘れることはできないけど、克服して前に進みたい」と言葉に力を込めた。

　≪東野反省３失点≫先発した巨人の東野が７回２／３を３失点。１点リードの８回２死から青木に高めに抜けたスライダーが同点ソロとなりリーグ単独トップの１２勝目はならなかった。３回も自らの野選と暴投が絡んでの失点に、８回途中で降板した直後はベンチで沈痛な表情。それでも試合後はチームトップの１１勝をマークした前半戦を「とてもいい前半戦だった。後半戦も頑張る」と振り返った。