つなぎが復活!ロッテ 9点大勝で連敗ストップ

[ 2010年7月18日 20:10 ]

 【ロッテ9-1西武】単打ばかり、15本を重ねた。つなぎのロッテ打線が本来の姿を取り戻し、首位西武相手の3連戦3連敗を免れた。

 沈滞ムードを一掃しようと、いきなり動いた。一回、先頭の西岡が左前打で出塁する。立ち上がりの無死一塁は、これまでほとんどが犠打。だが、この日の西村監督は「初回から大量点を取りにいった」と強攻策に出た。「バントじゃなくて驚いた」という今江が、指揮官の思惑に応える。進塁打の意識はなく「思い切りいった」と2球目を左前にはじき返し、一、二塁と好機をつくった。
 井口が左前打で続いた後、4、5番が凡退。しかし、2死満塁からサブローに2点中前打が出る。「すごく価値を感じている」とサブローが言うように、大きな先制打だった。先手を取るのは5試合ぶり。重苦しい雰囲気を振り払った打線は、終わってみれば、9点を奪っていた。“適時打欠乏症”は、完全に癒えていた。
 西村監督は「久しぶりにうちらしいバッティングができた」とご満悦だった。果敢な攻めが、不振の打線に活を入れた。

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2010年7月18日のニュース