黒田「理想的な投球」6回1失点奮闘も…3連敗

[ 2010年7月18日 08:54 ]

カージナルス戦に先発、6回を投げ1失点も今季8敗目を喫したドジャース・黒田

 ドジャースの黒田博樹投手は17日、セントルイスで行われたカージナルス戦に先発。6回を投げ、4安打2四死球、8三振2暴投の1失点で今季8敗目(7勝)を喫した。チームは0―2で敗れた。

 黒田は猛暑の中で粘り強く投げたが、打線の援護なく、黒星が先行した。6回1失点で8三振の力投も実らず3連敗。ここ2試合は打線が好投手から得点できず、「残念。こればかりはどうにもならない」と渋い表情を浮かべた。

 4回1死一、三塁から、シューメーカーに右翼線へ二塁打され、1点を先行された。低めのフォークで狙い通りゴロを打たせたが、打球は一塁線を抜け、黒田は「飛んだところが悪かった。仕方がない」。この1点が重くのしかかった。

 ただ、援護がない中でよく踏ん張った。この回、さらに1死二、三塁では後続を連続三振で勢いを止めた。1回には先頭打者に初球を二塁打されながら、後続を3者連続の空振り三振。3回には1死から四死球と2暴投でピンチを招くも、得点を許さなかった。

 序盤にシンカー系の速球で内角を意識させたことで、スライダーが生きた。強打者プホルス、ホリデーを計1安打に抑え黒田は「球がしっかり動いてくれて理想的な投球ができた」。猛暑に体を慣らし、気温33度を超える条件で好投した右腕をトーリ監督は「本当によく戦い続けた」とねぎらった。(共同)

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2010年7月18日のニュース