広島ふがいない3連続零敗…3位も遠のく

[ 2010年7月18日 22:38 ]

 【広島0-6中日】球場を包んだこの夜最大の歓声も、すぐにため息に変わった。0―6の七回に広島が四球と連打でつくった1死満塁のチャンス。だが小窪は力なく三飛に倒れ、倉も空振り三振。結局3安打に抑え込まれ、36年ぶりの3試合連続無得点という屈辱を味わった。

 試合後の野村監督は「3試合というのは記憶にない」といつも通り感情を押し殺していた。だが、現状は深刻だ。この3試合は先発投手に最後まで投げ切られ、攻略の糸口さえつかめていない。この日も七回2死から5者連続三振を喫するなど、チェンに最後まで手も足も出なかった。
 ふがいなかったのは投手陣も同じだ。四回にはここまで今季このカード8本塁打と最も警戒しないといけない和田に、ソリアーノが簡単にソロを浴びた。3連敗で、3位中日とのゲーム差も一気に9・5まで広がった。
 就任時に「目標は優勝」と言い切った指揮官は「切り替えていくしかない」と口にしたが、明確な打開策は見いだせていない。7月半ばにして、早くもクライマックスシリーズ進出さえ危うくなってきた。

続きを表示

2010年7月18日のニュース