ソフトバンク つなぐ意識で難敵攻略!

[ 2010年7月18日 18:51 ]

 【ソフトバンク4―2オリックス】後ろにつなぐ。ソフトバンク打線の難敵攻略の鍵はそこにあった。試合前までの対戦打率が1割3分9厘だった相手先発の近藤から4点を奪って攻略。4月以来となる同一カード3連戦3連勝と波に乗ってきた。

 1点を追う六回。先頭の田上が四球で歩くと、川崎が送りバントをきっちり決めた。1死二塁で2番の本多は「自分が(走者を)かえすというより、つなぐ意識で」打席に臨んだという。気負わずに初球のチェンジアップを右前へ。右翼手が打球処理に手間取る間に、二塁走者の田上が一気に生還して同点とした。
 本多は今季40個目となる盗塁に成功して得点圏に進んだ。「つなぐ意識でいけば、おのずと安打は出る。かき回せば相手も嫌だと思う」と胸を張る。2死二塁から近藤に対して前の打席まで今季10打数無安打だった4番小久保もセンター返しで続いて勝ち越した。
 4連勝の勢いで19日からは西武との球宴前最後の首位攻防戦に挑む。「きょうの勝ちは大きい」と小久保。1週間の遠征を終え、福岡へ戻る足取りは軽かった。

続きを表示

2010年7月18日のニュース