ダル完敗認める「向こうの力が上回りました」

[ 2010年7月18日 06:00 ]

<楽・日>4回1死一、二塁、山崎に中越えに3ランを打たれたダルビッシュ

 【日本ハム2―4楽天】日本ハム・ダルビッシュは潔く負けを認めた。山崎に被弾した149キロの直球については「球の力は悪くなかった。向こうの方が力が上回りました」とさばさばと振り返った。

 ただ、悔いは残る。この試合は鶴岡でなく、23歳の大野と先発出場で初めてバッテリーを組んだ。梨田監督は「(調子が)いい時のダルを受けさせたかった」と意図を説明したが、慣れないバッテリー間の呼吸は合わなかった。4回、鉄平の2球目のサインには6度も首を振った。結果は四球。「リズムが合ってなかった。鶴さんならポンポンいけたんですけど。お互い勉強になりました」。小谷野の失策も絡むなど、悪い流れが重なった直後に被弾したことを「抑えなければいけなかった」と反省した。
 連勝は5で止まり、5年連続2ケタ勝利はお預けとなったが、初回には国内自己最速を1キロ更新する156キロをマーク。直球の威力は相変わらずで全114球中、4割を超える46球を投じて「(球宴前の)最後の試合でいい球が投げられました」と手応えはつかんだ。敗れはしたが、力のダルビッシュをさらに印象づけた。
 ▼日本ハム・大野(ダルビッシュと初の公式戦スタメンマスク)いつでもスタメンで出る準備はしていた。でもリズムが合わないところがあった。もう少し(サインを)ポンポン出せばよかった。
 ▼日本ハム・陽岱鋼(6回、右越えに2号ソロを放つなど2打点)芯に当たりました。2番打者の仕事をすればいいと思っていた。

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2010年7月18日のニュース