最初はどうなることかと…五十嵐、メジャーデビュー

[ 2010年4月9日 11:39 ]

 ヤクルトからメッツに移籍した五十嵐が8日、ニューヨークでのマーリンズ戦で、1―3の七回に2番手で登板、メジャーデビューした。先頭打者に四球を与えたが、後続を断ち1回を無得点に抑えた。

 2点を追う七回。ブルペンで肩をつくり終えたメッツの五十嵐が、マウンドに向かう。開幕2戦目までブルペンで準備はしながらも登板はなかった。「投げたい気持ちは強いけど、いつでもいい」と待ち続け、ようやく迎えた出番。あこがれの舞台での登板に、表情は緊張でこわばっていた。
 初球の直球は大きく外角にそれた。2球目は低めに外れ、首をひねりながらボールの交換を要求した。先頭打者は四球。嫌な展開になりかけた。
 だが、次の3番打者ラミレスには追い込んだ後の甘い直球をたたかれたが、遊撃手の正面に飛び併殺。これでひと息つくと、4番打者は内角直球で二飛に仕留めて1回を無得点に抑えた。
 オープン戦では十分な結果が出せず苦悩もあったが、デビュー戦としてはまずまずの投球。マウンドを降りると疲れ切ったようにベンチに座り込み、充実感に浸った。(共同)

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2010年4月9日のニュース