和田「びっくり」自己最多15K!2年ぶり無四球完投

[ 2010年4月9日 06:00 ]

完投勝ちに山崎(右)とハイタッチをする和田

 【ソフトバンク9-1ロッテ】2回以降は二塁を踏ませなかった。ソフトバンク・和田が4安打1失点で、完封した昨年の開幕戦以来の完投勝利。無四球完投は2年ぶりで15奪三振は自己最多だ。

 「自分でもびっくりするような投球ができた」と圧巻の内容だった。初回に失点したが崩れなかった。5回を除く毎回奪三振。9回も直球で見逃し三振を奪うなど最後まで球威は衰えなかった。早大でリーグ奪三振記録を作った左腕もプロでは思うように三振は奪えず、昨季は左ひじ故障にも悩まされて自己ワーストの4勝に終わった。それが「プロに入って初めてくらいの不思議な感覚。きょうは狙って取れた部分もある。収穫は大きかった」。直球で内角を突き、同じ腕の振りからのスライダーが面白いように決まった。「まだ半信半疑」と話す和田だが、表情には自信が戻ってきた。

 <球団歴代3人目の快挙>和田(ソ)が15奪三振で完投勝利。これまでは2度の14奪三振が最多で、自己記録を更新。1試合15奪三振以上は球団歴代3人目の快挙となった。これで和田の2ケタ奪三振は通算18度目。球団では杉内の37度が最多で、和田は斉藤らと並び3位タイとした。

 ▼ソフトバンク・本多(今季不振も3回1死二塁で勝ち越しの1号2ラン)ヤフードームで初めてのホームラン。きのう本塁打を打つ夢を見たが、正夢になった。

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2010年4月9日のニュース