赤田が口火!オリックス打線“苦手”藤原相手に爆発

[ 2010年4月9日 23:03 ]

 【オリックス8―3楽天】一つのプレーで大きく流れが変わるのが野球なら、オリックスにとっては延長戦の末に連敗を5で止めた前夜の試合が分岐点だったのだろう。昨季は1安打完封を含む4勝を献上した藤原相手に、一回から打線が爆発。「昨日を総力戦で取ったのが大きかったな」と話す岡田監督にも、チームが好調だった時の早口が戻ってきた。

 口火を切ったのは、連日の早出練習で復調の気配を見せていた赤田。8日に貴重な適時打を放ったスイッチ打者は「あれで楽に打席に入れたし、思い切り振っていけた」。際立って不振だった右打席で先制のソロ本塁打を運ぶと、2打席目も変化球を左翼席へ。「初めてだし、もうないと思う」と笑う連発に、付きっきりでタイミングの取り方や足の上げ方などを指導した水口打撃コーチは「赤田は練習してたから。その結果だよね」。
 左腕対策で起用した北川も3安打3打点と活躍。久々に爽快な試合を送った指揮官だが、中盤に集中力を切らした攻撃は見過ごせない様子。「あと1点ほしかった。また明日から新たにスタートよ」とかぶとの緒を締めていた。

続きを表示

2010年4月9日のニュース