2週間遅れの開幕で1勝…三浦「最高の気分」

[ 2010年4月9日 22:37 ]

今季初登板で勝利し、ファンと握手する横浜・三浦

 【横浜5―0広島】チームの開幕に遅れること2週間。右肩の張りでこの日から登録された横浜のエース、三浦が自らの“開幕”を白星で飾った。今季初先発は6回4安打無失点。7年ぶりとなるシーズン初登板の勝利に、お立ち台で「気持ちいいですし、最高の気分」と声を弾ませた。

 直球の球速はほとんどが140キロに届かなかったが、威力は十分だった。一回は先頭から2者連続三振で三者凡退。四回2死二塁では139キロの直球で栗原を空振り三振に仕留めた。
 投げ込み不足が原因でオープン戦では打ち込まれた。3月20日の巨人戦では8本塁打を浴び、こだわっていた開幕投手も断念せざるを得なかった。戦力になれないもどかしさを感じつつ、1軍に帯同しながら早出で球場の観客席を走り込んだ。
 「緊張とか重圧があった」と三浦。それでも貫禄の投球を見せつけ、右腕は「遅れた分、どんどん取り返していきたい」と誓った。

続きを表示

2010年4月9日のニュース