木村拓コーチの思い出の場所…旧市民球場は解体先送り

[ 2010年4月9日 20:29 ]

 広島市は9日、プロ野球・広島カープのかつての本拠地で今月からグラウンドを閉鎖した旧広島市民球場(同市中区)の解体を先送りし、5~7月の一般利用受け付けを再開すると発表した。

 市提案の球場廃止条例案が市議会で3月に否決されたのを受けた措置。夏の高校野球広島大会での利用についても、広島県高野連と協議する。
 一方で2010年度市当初予算案に計上した解体工事費は認められており、市は「年度内の解体着手方針に変更はない」としている。
 旧球場をめぐっては、観客席の一部を残し、跡地に広場やイベントホールを整備する市の計画に根強い反発があり、球場保存を求めるデモや署名活動が行われた。
 県高野連も、カープの新本拠地マツダスタジアム(南区)での試合数が制限されているとして、旧球場を利用させてほしいと市に要請していた。

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2010年4月9日のニュース