国学院大“足攻”勝ち点1、東洋大・藤岡は初完封

[ 2010年4月9日 06:00 ]

 東都大学野球第1週第2日は7日、神宮球場で2試合が行われ、国学院大は5回に代走・田渕雄飛外野手(4年)の好走塁もあって、国士舘大に3―2で競り勝って勝ち点1を挙げた。東洋大は藤岡貴裕投手(3年)がリーグ戦初完封。昨秋覇者の立正大を4―0で下して1勝1敗のタイとした。9日は立正大―東洋大の3回戦が行われる。

 <国学院大>2点リードの5回2死一、三塁で重盗。三塁走者の代走・田渕が判断よく本塁を陥れた。結果的にこれが決勝点となっただけに「捕手の二塁送球が高かったので思い切って走った」と試合後は笑みをこぼした。昨秋は主に代走、守備固めで6試合に出場。法政二から竹田監督を慕って国学院大に進学した脇役の4年生を「自己判断が必要な場面でよく走ってくれた」と指揮官も称えていた。

 <東洋大>藤岡が最速144キロの直球を軸にスライダーを織り交ぜて4安打13奪三振で自身リーグ戦初完封を飾った。9回もすべてのアウトを三振で奪い「球が指にかかっていた。チームに勢いがついた」。オフは完投能力を磨くために1日200球以上を投げ込み、さらに同校OBで元西武投手の松沼雅之臨時コーチから投球時の横ブレする動きを修正されて自信を深めた。高橋監督も「球持ちがよかった。この勝ちは大きい」と好投を称えていた。

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2010年4月9日のニュース