岡田オリックス、異例のコーチ入れ替えで4月初勝利

[ 2010年4月9日 06:00 ]

レスター(左)を笑顔で出迎える岡田監督

 【オリックス5-4西武】オリックスが長いトンネルを脱出した。後藤の右前適時打で1点をリードした延長10回。守護神レスターが圧巻の3者連続三振で締めチームの連敗は5でストップ。岡田オリックスが4月初勝利を挙げた。

  「久しぶりに野球をしたな。5試合分サイン出した」と岡田監督。刷新人事が効果を発揮した。この日、球団は三輪バッテリーコーチと吉原2軍バッテリーコーチの入れ替えを発表した。岡田監督は「気分転換もあるし、長いシーズンはいろんなことをやらなあかん。ファームも含めてみんなでやらんと」。5連敗を喫した7日の西武戦後、村山球団本部長と協議し、配置転換を決断した。
 3月は7勝1敗の好スタートも、4月2日からのロッテ戦では先発3人が計20失点で3連敗。投壊現象が止まらず、バッテリーの未熟さを指摘していた指揮官の我慢も限界に達した。開幕から13試合、しかも遠征途中の入れ替えは異例だが「勝負事なので貯金のあるうちに早く手を打った方がいいということ」と村山本部長。開幕前に別府育成担当バッテリーコーチをブルペンコーチに異動させたのに続く強化策だった。
 決勝打の後藤も「選手に力があればそういうこと(入れ替え)はなかった」とナイン一丸となっての勝利を強調。この日は先発の近藤が6回3失点と試合をつくり、6人継投で接戦を制した。西武ドーム名物の長い階段を上りながら岡田監督は「3日目はしんどいわ」とこぼしたが、その足取りは軽やかだった。

 ▼オリックス・カブレラ(4回に6号ソロ)ちょっと先だったけど、よく入ってくれた。

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2010年4月9日のニュース