木村拓コーチの通夜…800人が“早すぎる死”悼む

[ 2010年4月9日 20:51 ]

広島市で営まれた木村拓也氏の通夜

 くも膜下出血で死去したプロ野球巨人コーチの木村拓也氏の通夜が9日、広島市西区の斎場で営まれ、加藤良三コミッショナーや巨人の清武英利代表ら球界関係者が、37歳と早すぎる死を悼んだ。

 雨の中、約800人が参列。3人の子どもを連れ、喪主を務めた由美子夫人は「多くの方にお集まりいただき、亡くなった拓也も感謝していると思います」と声を詰まらせながらあいさつした。
 清武代表は「(倒れてから)1週間、よく頑張ったなという思いでいっぱい」と、目に涙をたたえ、広島でチームメートだった佐々岡真司氏は「どこでも守れて、投手は安心できた。野球以外でも、いろいろな思い出がある」としみじみと振り返った。
 東京ドームでは巨人―中日1回戦が行われ、巨人の球団旗が半旗で掲げられた。

 ▼巨人・清武英利球団代表の話 この1週間、よく頑張ったなという思いでいっぱい。37年の人生、19年間のプロ生活を無駄にしないように、魂を受け継いでいきたい。

 ▼日本ハム・山田正雄ゼネラルマネジャーの話 今年のキャンプでも会っていたので、びっくりした。何しろ明るくて、かわいかった。いい指導者になれると思っていたので、残念です。

 ▼達川光男氏(元広島監督)の話 雨が降っても風が吹いても、一番はつらつとしていた。なかなか出られない選手にも声を掛けていた。いいコーチになっていたと思う。

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2010年4月9日のニュース