中日 打線が理想的展開つくる

[ 2010年4月9日 23:00 ]

 【中日7―4巨人】今季最初の巨人戦で、中日が15安打7得点とライバルに打ち勝った。先制は二回。ブランコと和田の連打で無死一、二塁とすると、落合監督が「点を取るために6番に置いている」という井端の左翼線二塁打で1点を先取。野本、谷繁も犠飛で続いて3点を先行し、試合の流れを引き寄せた。

 五回には先頭の荒木の中前打を足掛かりに、ブランコの適時打で2点を追加。直後の4失点でリードは1点となったが、七回にブランコの適時打で1点を奪い、九回には森野が豪快な一発を放って突き放した。
 先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開に、この試合4安打の森野は「五回の4失点で分かるように、東京ドームは狭くて巨人打線は強力。セーフティーリードはないから、投手陣のことも考えれば1点でも多く取った方がいい」。
 森野は五回の右前打で右翼手の本塁送球を見極め、すかさず二塁へ進塁。この「当然のプレー」と振り返った好走塁は5得点目につながった。森野の言葉に象徴される打線の意気込みは、投手陣にとっては頼もしく響いたはずだ。

続きを表示

2010年4月9日のニュース