「長くやれ」阪神移籍左腕 木村拓コーチの言葉を胸に…

[ 2010年4月9日 09:34 ]

 金銭トレードでロッテから新加入した阪神・川崎雄介投手(28)が8日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。宮崎南高の先輩で、7日にくも膜下出血で逝去した巨人・木村拓也コーチの言葉を胸に秘め、新天地での活躍を誓った。

 「とりあえず長く(現役を)やれ、とおっしゃられたのを覚えています。セ・リーグに来たのも何かの縁。精いっぱい頑張るだけです」

 オフ期間に宮崎へ帰省した際には毎年、一緒にチャリティーイベントを開催していた。「色々と声をかけてくれたのを覚えています」。2008年には31ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。今季、ロッテでは1軍での登板機会はなかったが「あの時(08年)はすべての球種がよかった。打者が何を狙っているかも分かった。感覚を戻すことが大事」と江草、筒井に並ぶ貴重な中継ぎ左腕としての完全復活を誓った。

 「タイミングをズラすのが持ち味。三振を取るタイプではないので、内野ゴロの山を築きたい。任せられた仕事なら何でもやります」

 背番号は62に決定。新居はまだ決まっておらず、当面は鳴尾浜球場に隣接する虎風荘で生活を送る。

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2010年4月9日のニュース