評判通り ノーマークだったのに…スカウト注目の選抜出場選手

[ 2010年3月30日 06:52 ]

 春の選抜高校野球でプロ野球のスカウト陣の視線を集めたのは、前評判の高かった東海大相模の一二三、帝京2年生の伊藤の両投手だ。

 一二三は1回戦6安打4失点で敗退したが「指が掛かっていた時にはすごくいい球もあった」と評価は下がらない。「投手ではナンバーワン」と言う声が相次いだ。伊藤も2年生ながら140キロを超える直球と鋭い変化球で「来年は完全にドラフト1位候補」と言い切るスカウトもいた。
 また「ノーマークだったが、春に150キロを見せられたら楽しみになる」と好評価を得たのが天理の西浦健。183センチ、83キロと体格にも恵まれ、魅力の右腕だ。完成度の高い興南の左腕島袋、広陵の右腕有原の名前も挙がった。
 打者では智弁和歌山の西川遥と北照の又野に注目が集まった。西川遥はタイミングの取り方やバットの出し方に非凡なものを感じさせた。又野は投手だが「打つポイントをしっかりと持っている。野手に転向させてみたい」と評価された。また大阪桐蔭の捕手、江村は「高校生でこれだけ強い肩は久しぶりに見た」とスカウトをうならせた。

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2010年3月30日のニュース