中軸は無安打でも…巨人、底力示す逆転勝ち

[ 2010年3月30日 22:26 ]

 【巨人4―3横浜】巨人が苦しみながら逆転勝ちした。原監督が「チャンスでうちのチームらしさが出ると、もう少し楽になる」と話す通り、この日は中軸が無安打。それでも白星を拾うところに、底力が見えた。

 1点を先制しながら追加点を奪えず、好投の藤井が七回に逆転3ランを浴びた。3連敗か。嫌な雰囲気になりかけたが、ここから反撃が始まる。
 八回は坂本、松本の連打で無死二、三塁とし、小笠原の二ゴロとラミレスの犠飛で追い付く。坂本が「僕が打って、松本さんにつなぐのが最高の形。それで点が取れた」と喜んだように、今季4試合目で初めて1、2番コンビが機能した。
 九回は下位打線が好機をつくる。先頭のエドガーが右前打で出ると、代走の鈴木が初球に盗塁。1死後、2四死球で満塁となり、坂本の犠飛で決勝点を奪った。
 個々の選手が役割を果たし、藤井の失投や中軸の不振をカバーした。指揮官は「みんなが良くやってくれた」と評価した。

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2010年3月30日のニュース