完封なんてしなくていい？変則左腕、最後までマイペース

完投した大垣日大の葛西

　【大垣日大６―２大阪桐蔭】大垣日大は２年生エース、変則左腕の葛西が２点に抑えて勝利を呼び込んだ。スライダーを有効に使って的を絞らせない持ち味を存分に発揮。「高めに浮いたら振り込まれる。投げられる限り低めに投げた」と納得の表情だった。

　８回には甘く入った球を本塁打されたが「ホームランは仕方ない。硬くなるので０点に抑えようという気はなかった」と言う落ち着きぶりも、最後まで崩れなかった要因だった。