赤星の穴埋めた!阪神の新外国人が右へ左へ4安打

[ 2010年3月30日 22:25 ]

 【阪神6―3広島】右前、左前、左中間に中前。阪神の新外国人マートンが4安打をすべて違う方向に放ち、前評判通りの広角打法でしっかりとリードオフマンの役目を果たした。

 一回は右前打で出塁し、先制のホームを踏んだ。2―1の二回2死からは左前打。後続の連打で生還し、再び得点に絡んだ。
 先頭で迎えた六回の第4打席では初球の外角高めの球にきっちりとバットを合わせた。すぐに左翼手が追うのをあきらめる左中間ソロ。相手の反撃の勢いを断つ来日第1号に「特別な思いがある。ずっと忘れることはないかな」と喜んだ。
 来日会見で日本人の印象について「勤勉さ」を挙げたが、この人こそ勤勉。試合前には和田打撃コーチの話に熱心に耳を傾け、右肩が下がらないように打撃フォームをチェックした。
 「毎日結果は約束できないけど、いい状態を続けていくことが大事。今のところできているかな」と謙虚に話す28歳。阪神ではここ数年、活躍できずに撤退する外国人野手が多い中、赤星とは違うタイプの1番打者として可能性を感じさせる一夜となった。

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2010年3月30日のニュース