高橋 キビしい先発デビュー 自慢のシンカー痛打される

[ 2010年3月28日 10:21 ]

ナショナルズ戦でオープン戦で初先発したメッツ・高橋

 メッツの高橋尚成投手は27日、フロリダ州ポートセントルーシーのナショナルズ戦でオープン戦初先発、3回を投げ4安打2四死球で4失点だった。

 久々の真っさらなマウンドで「楽しく投げられた」という高橋。ただ、結果は3回4失点。オープン戦の無失点も4試合目で途切れた。
 一回は三者凡退に抑えた後の二回。1死一塁からロドリゲスに甘く入ったシンカーを左中間に適時二塁打された。三回は2死無走者から死球を挟んで3本の二塁打を浴び3失点。自慢のシンカーが「低めにいかなかった」と振り返った。決め球が有効に使えず苦しくなったところで、直球とスライダーを狙われた。
 いつもは集合時間のかなり前に球場に来るが、この日は時間通り。ウオーミングアップも1人で室内で行った。「日本の先発の時と同じ。気持ちは変わらない」と、体になじんだリズムで臨んだ。ブルペンでも調子は悪くなかったと言うが「いい球と悪い球がはっきりしていた」と本来の姿を見せられなかった。
 開幕メジャーへ失敗は続けられない。「次回にいい感じでいけるように調整するだけ」と力を込めた。(共同)

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2010年3月28日のニュース