横浜救ったのは元フリーター ウイニングボールどうしよう?

[ 2010年3月28日 17:47 ]

先発し6回途中までを1失点でプロ初勝利を挙げた横浜・藤江

初勝利の尾花監督「長かった」…けどウイニングボールはスタンドに

 【横浜3―2阪神】開幕2連敗の横浜を救ったのは、2年目の右腕藤江だった。阪神打線に対し、6回途中まで3安打投球。桜井のソロによる1点で抑え、プロ初勝利をマークした。
 「気持ちで負けないように、勝ちを呼び込めるピッチングをしたかった」と藤江。「阪神ファンの応援の凄さを刺激にして投げた」と神経の太いところもみせた。
 関西のクラブチーム、NOMOベースボールクラブ出身。元大リーガー、野茂英雄氏直伝のフォークも投げるが、逃げずに直球勝負していくのが身上。大学中退後、一時フリーターをしていたこともある苦労人がプロ初勝利を挙げた。
 藤江にとってもプロ初勝利だが、尾花監督にとっても公式戦初白星。「ウイニングボールは監督にと思っていたんですが、(尾花監督が藤江に)戻してくれたようなので、どうしましょう」。記念のボールの行方はともかく、最下位脱出を目指す横浜にとっては3連敗を免れた大きな1勝だ。

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2010年3月28日のニュース