大阪桐蔭9点快勝!7番・西田が3安打5打点大暴れ

[ 2010年3月28日 06:00 ]

<東海大望洋・大阪桐蔭>2回1死二、三塁、西田は左翼線に適時2点三塁打を放つ

 【センバツ第5日 大阪桐蔭9―2東海大望洋】12安打9点で快勝した大阪桐蔭は、恐怖の7番・西田が3安打5打点の大暴れを見せた。2回に左越え2点三塁打、9回は2死満塁から右越えに走者一掃の三塁打を放ち「狙い球を絞って思い切り振った。打ててうれしかった。三塁打2本はたまたま」とはにかんだ。

 右投げ左打ちだが、もともとは左投げ。今でもはしを持つ手と字を書く手は左だ。ただ、ミキハウスで軟式野球部監督経験を持つ父・正哉さん(50)の勧めで幼稚園のときに右投げに変えた。「右の方がコントロールが良かったので。父は内野を守らせたかったようです」。昨秋は控えだった2年生は冬にバットを振り込み、今春からレギュラーをつかんだ。
 初戦を突破した西谷監督も「上級生がいいムードをつくって西田が乗っかってくれた」と笑顔を見せた。
 ▼大阪桐蔭福本(先発で7回1失点)試合内容は悪かったが、勝てば次があるので、勝ててよかった。

 <東海大望洋 堅守崩れて9失点…長友雪辱誓う>東海大望洋(千葉)は出場校中2位の1試合平均0・36失策と堅守を引っさげての登場だったが、この日は2失策。エース長友も終盤に打ち込まれ大敗を喫した。相川監督は「全国の質の高さを(目に)焼き付けさせてもらいました。守り勝ってきたチームが9失点ですから」と完敗を認めた。8回途中に降板後、9回に再登板したエース長友は「この悔しさは夏に晴らしたい」と雪辱を誓った。

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2010年3月28日のニュース