松井秀「やさしい」打球処理にホッ…

＜ジャイアンツ・エンゼルス＞３回２死、レンテリアの左飛を捕球するエンゼルス・松井

　【エンゼルス３―５ジャイアンツ】エンゼルス・松井秀喜外野手（３５）が２６日（日本時間２７日）、ジャイアンツ戦に４番・左翼で出場。前回２２日のドジャース戦では守備機会ゼロだったが、今回は３回２死からライナー性の左飛を難なく捕球。正面近くの３歩ほど動いただけの打球処理に「やさしい当たりだったけど、とりあえずよかった」と笑みをこぼした。

　結局、守備機会はこの一度だけ。ソーシア監督は松井に無理をさせない気遣いから「（ＤＨ制のない）敵地での交流戦で守れれば」と慎重なコメントに終始したが、現状で経過は極めて良好だ。レネキー・ベンチコーチは「次はナイターでのテストを考えている」と本拠地エンゼルスタジアムで行われる４月１日パドレス戦か２日ドジャース戦のナイターで、最終テストを行う方針を示した。開幕直後から週に１～２回、守備に就くために必要な準備は着々と進んでいる。
　この日は結婚記念日。「もう２年もたっているから何もないよ」と照れた赤ゴジラだが、２年前同様に守備ができる喜びを深めた１日となった。（スコッツデール・大林　幹雄）