セサル汚名返上殊勲打!!中日がサヨナラ勝ち

[ 2010年3月28日 18:40 ]

サヨナラ打を放ち谷繁(左)と抱き合う中日のセサル

 【中日8-7広島】中日の新外国人、セサルが4時間を超える戦いにピリオドを打った。延長十回1死二塁から、左翼手の頭を越すサヨナラ安打。一塁ベース付近でチームメートにもみくちゃにされ「チームの勝利に貢献できてうれしい」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

 両チームで計39人が出場した総力戦だった。互いにミスから失点し、試合の流れは行ったり来たり。セサルも五回の守備で簡単なゴロを失策し、相手に逆転を許す要因をつくっていた。「守備がうまくいかなくて、その分を取り返そうと思った」。広島の抑え、永川の初球の直球をはじき返して試合を決めた。

 オープン戦の打率は12球団最下位の1割1分9厘。26日の開幕戦でも失点につながる失策を犯し、ファンをがっかりさせていたが、汚名返上の一打でこの日はヒーローに。ドミニカ共和国出身の陽気な33歳は「悪いことはすぐに忘れるけど、いいことは覚えている」と上機嫌だった。

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2010年3月28日のニュース