燕先発候補にギャオス2世が急浮上!

[ 2010年2月16日 06:00 ]

ヤクルトの山本斉は、ブルペンで投球練習を行う

 ギャオス2世が開幕ローテーション候補に急浮上だ。ヤクルトの20歳の右腕、3年目の山本斉だ。この日はブルペンで44球を投げて調整。18日の韓国サムスン戦、25日の韓国ハンファ戦に先発することが決まった。

 「チャンスをもらったんで全力でいきます。気持ちで向かっていく姿勢が一番のチャームポイント。ぶつけるつもりでガンガンに行きますわ」

 右腕エース・館山が右肩の違和感から開幕に黄信号がともり、13日には高木が不調で、ユウキが右肩痛で2軍落ち。苦しい台所事情の中、救世主として2試合の先発を任されることになった。

 強気の内角攻めが売り。最速147キロの直球で打者の胸元をえぐり、マウンド上で雄叫びを上げるスタイルはギャオス内藤をほうふつさせる。その大先輩からはキャンプ中に「オレと似たタイプだから頑張れ」と激励された。一方でカーブ、カット、ツーシーム、フォーク、スライダーなど多彩な変化球を持ち合わせ、制球力も抜群。日本ハム・ダルビッシュのように左で変化球を投げられるほど器用で伊藤投手コーチは「ピッチングレベルはギャオスさんより上では」と評価している。

 07年に酒田南から高校生ドラフト3巡目で入団。由規に続いて指名を受けた。2年目の昨年は10月11日中日戦(神宮)でプロ先発し6回3失点。全国的には無名でも高田監督は日本ハムのGM時代から注目していた逸材で「3年目で出てきたね」と目を細めた。由規、日本ハム・中田、ロッテ・唐川が「ビッグ3」と呼ばれるが、山本斉は「これからは僕も入ってビッグ4と呼ばせますわ」と鼻息は荒い。ギャオス2世がケンカ投法で先発陣に殴り込みをかける。

 ▽ギャオス 内藤尚行氏は87年からヤクルト、ロッテ、中日でプレー。90、91年には開幕投手も務め、通算成績は195試合で36勝29敗26S、防御率3・96。試合中に「ギャオー」などと叫び声を上げる熱血投法から「ギャオス」とのニックネームがついた。「ギャオス」はガメラシリーズに登場する怪獣。現在、同氏は「ギャオス内藤」の名前でタレント活動を行っている。

 ◆山本 斉(やまもと・ひとし)1989年(平元)7月10日、大阪府生まれの20歳。中学時代は大阪市立矢田西でエースとして全国ベスト4、サッカー部にも在籍。山形・酒田南では1年夏に控え投手として甲子園に出場。07年高校生ドラフト3巡目でヤクルトに入団。今年は初の1軍キャンプで12日の紅白戦では2番手で登板し2回を無安打無失点。今季年俸630万円。1メートル80、77キロ。右投げ右打ち。

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