2人1部屋でも頑張る!米国でのナックルえりちゃん

[ 2010年2月16日 16:10 ]

 米アリゾナ州ユマで行われている野球のウインターリーグに挑戦している女性の吉田えり投手は「すごい楽しい」と屈託なく笑う。食事に慣れず、言葉も通じない。だが「こんなに使ってくれると思っていなかった。今は早く投げたくて仕方ない」と喜びをかみしめている。

 先月29日の開幕戦での先発から、今月12日まで6試合に登板。12日には4回無失点で日本の独立リーグを含めて初勝利を挙げた。日本と比べ、大きくて滑るボール。得意のナックルボールは思い通りに投げられないが「ストレートとカーブが上達した」と決め球以外に磨きがかかった。
 参加費を払い、リーグ戦に出場。報酬がないのはもちろん、2人1部屋のホテル住まい。恵まれているとは言えない環境の中、あらためて周囲の温かさを感じたという。毎試合、現地の日本人が何人も応援に訪れる。試合後は差し入れをもらったり、一緒に食事をしたり。「みんな優しい。外国人も分からないことがあったら優しく教えてくれる。人が困っていたら、自分も助けてあげたい」と実感がこもる。
 米国のプロ球団との契約が実現しない場合は、国内の独立リーグの三重に入団することで合意している。帰国は迫るが「何とか結果を残してアピールしたい。最初は不安が大きかったけど、今はこっちで野球がしたい」。海を渡った18歳はすっかり米国野球のとりこになっている。(共同)

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