南陽工３１年ぶり８強！ＰＬ中野、快投も援護なく…

津田さん超える！２年生右腕が辛抱で投げ勝つ

ＰＬ学園“期待の主砲”は振るわず

　第８１回選抜高校野球大会第７日は２８日、甲子園球場で２回戦を行い、第３試合はＰＬ学園（大阪）と南陽工（山口）が対戦。南陽工が延長１０回の死闘の末、２―１で勝ち、元広島の故津田恒美さんを擁した１９７８年の第５０回大会以来３１年ぶりの８強入りを果たした。
　南陽工はＰＬの左腕・中野の前に９回まで無安打に抑えられていたが、２年生右腕・岩本も好投し、０―０で迎えた延長１０回、２番・竹重のチーム初安打となる左前打を口火に４安打を集中して２点を奪った。
　その裏、１点を失い、なお２死一、三塁のピンチを招いたが、岩本が踏ん張った。
　ＰＬの中野は５回まで１人の走者も出さないパーフェクトピッチング。６回に死球を出したものの、９回まで無安打１２奪三振の快投を続けたが、１０回に力尽きた。