圧巻の連続完封!今村のスライダーは驚きの切れ

[ 2009年3月28日 12:50 ]

最後の打者を打ち取りグラブをたたく清峰・今村

 【清峰1―0福知山成美】圧巻の128球だった。清峰の今村が2試合続けて2けた三振を奪って連続完封。140キロ台の速球に加え、絶対的な決め球が光った。「スライダーが良かった」と誇らしげに語った。

 4回だ。福知山成美の先頭打者に二塁打を許したが、続く田嶋はスライダーで3球三振。1死一、三塁となったが、渡部をやはりスライダーで3球三振。長岡からは145キロの快速球で空振り三振を奪った。
 無死一塁の7回はバントを試みた宮崎をスライダーで三振させた。「バントで空振り三振なんて初めて。あんなに大きく曲がるとは。すごかった」と宮崎。2三振の渡部は「見逃せば低めのボール球なのに手が出ちゃう。あんなの見たことない」と驚いていた。
 それだけの決め球がありながら、8回を除いて毎回走者を背負った。うち三塁走者は4度。今村は「走者を出しても、しっかり抑えればいつも通りに勝てると思った」と涼しい顔だ。
 普段はいい意味で手抜きし、要所で全力投球。レッドソックスの松坂大輔ら一流プロのような投球術も駆使し、スコアボードに「0」を並べ続けている。

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2009年3月28日のニュース