涌井 帰国中1日先発も5回突然4失点…

[ 2009年3月28日 06:00 ]

<西・巨>細川亨と言葉をかわしながらベンチへ戻る涌井秀章

 【西武8―5巨人】期待と不安の入り交じったマウンドだった。WBC日本代表投手陣の先陣を切っての登板。西武・涌井は米国から帰国後、中1日の強行先発に多少の疲れをにじませていた。

 「飛行機の中で寝ようと思ったけど寝られませんでした。時差ボケはあるでしょう。最初は大丈夫かなと思ったけど、やっぱり疲れてきたんで」
 3回までは最速144キロの直球を軸に5奪三振と上々のスタート。しかし5回、ラミレスに左越え2ランを許すなど6安打を集中され4失点。計12安打を浴びてこの回で降板した。WBCで登板したのは中継ぎ3試合でわずか3回1/3。試合中盤にかけてのスタミナ不足は明らかで「5回は球数が多くなってバテました。打者に対して投げ込んでいないので微妙な制球はまだまだ」。久しぶりに握ったNPB球についても「思った以上に湿っていた」と振り返った。
 渡辺監督は「いい球はいっていたのでひと安心。開幕は日の丸を背負っているヤツに任せる」と涌井の2年連続開幕投手を明言した。涌井も「走り込んで調整します」とキッパリ。あとは4月3日ロッテ戦(千葉マリン)で最高のパフォーマンスを見せるだけだ。

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2009年3月28日のニュース