中日の“暴れ馬”「148キロ出ていたのは上出来」

[ 2009年2月27日 07:35 ]

 中日の中田が自身初の開幕投手に一歩前進した。26日、サムスンとの練習(北谷)に先発し3回を1安打無失点。直球はMAX148キロをマークし、仕上がりの早さを印象づけた。

 「真っすぐの感覚は良かった。148キロ出ていたのは上出来。そこまでスピードが出ているとは思わなかった。フォークも1球以外は良かった」
 終始絶やさなかった笑みが、順調さを物語っていた。初回に2者連続三振で最高の立ち上がりを見せると、2回1死二塁でも連続空振り三振に斬った。森バッテリーチーフは「オープン戦も始まっていない。何もきまっちゃいねぇよ」と開幕投手“白紙”を強調。中田も「まだ良い球と悪い球がハッキリしている」と課題を口にしたものの、この日登板の4投手の中では唯一の無失点。昨季は制球を気にするあまり球威をなくし、自身初の負け越し(7勝9敗)に終わったが、本来の球威で押すスタイルが戻りつつある。
 「やらなくちゃいけないことが分かった。まだまだ投げていきたい」。さらなる上積みを見据えて、オープン戦でのより多くの登板を志願した。今季からエースの川上がブレーブスへ移籍した中日。その穴を埋めるのは、落合監督命名の“暴れ馬”中田に違いない。

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2009年2月27日のニュース