川上「宿題は終わってから出てくる」

[ 2009年2月27日 08:26 ]

オープン戦初登板を翌日に控えた練習後、報道陣の質問に答えるブレーブス・川上

 無駄な情報は不安を増すだけ、といったところか。ブレーブスの川上は、メジャーでのオープン戦初登板を目前に控え「試合までが早く感じるが、自分の現在出せる力を十分出せればいい」と自然体を強調した。

 日本から、すでに数多くの投手が米球界に挑戦した。表面が滑りやすいボール、アウトコースに広いストライクゾーン、体格の良い打者の反応、捕手の配球…。日米の違いはいくつも耳にしたが「自分で先に宿題を出すよりも(初登板が)終わってから宿題が出てくる。僕はテストなどでも、これをやれば出る、と思ってやったら全然出ないで失敗した。(試合後に)課題を見つけて、臨機応変にいく」と話した。
 日本でプロ11年、通算112勝を挙げている右腕。北京五輪など国際大会の経験も積んでおり、自分なりの基準はでき上がっている。先入観を持たず、実戦で大リーグの雰囲気や特徴をつかんでいくつもりだ。(共同)

続きを表示

2009年2月27日のニュース