ラッキー35歳 門倉ラッキー初登板初勝利

[ 2009年2月27日 06:00 ]

 【カブス5―3ドジャース】田沢だけじゃない。オールドルーキーも上々のデビューだ。カブスのマイナー招待選手として開幕メジャーを目指す門倉健投手(35)が25日(日本時間26日)、ドジャースとのオープン戦に3番手で登板。1回を1安打無失点、初登板初勝利でアピールした。

 誰が相手でも関係なかった。「みんな外国人なんで日本の4番と思って投げた」。直球に宝刀フォーク、メジャー球で切れを増した新球ツーシームを織り交ぜた。ピエールを遊ゴロ、続くオースマスはこの日最速146キロで見逃し三振。ともに1000試合以上の出場を誇る主力だ。昨季20本塁打のイーシアに右前打を許したが、クイック投球で盗塁を阻止。その裏、味方が逆転して白星まで転がり込んできた。ピネラ監督も「球速は思った以上に出ていたし、打者に向かっていく姿勢もよかった」と高評価した。
 昨季0勝で巨人を自由契約となり、米国に飛び込んだ右腕は「家族が僕を信じてくれた。もう泣きたいぐらい」と最高のスタートに笑みをこぼした。食事面などでサポートし、連日スタンドで観戦している民江夫人は「もう涙ウルウルです」。最愛の家族のためにも、メジャー切符を必ず勝ち取る。

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2009年2月27日のニュース