清水FA権行使なら…巨横ヤで争奪戦へ!

[ 2008年10月3日 06:00 ]

<ロ・楽>試合前、談笑する清水

 ロッテのエース・清水直行投手(32)が2日、今季中に取得したFA権を行使する可能性を示した。清水はロッテの主軸として最近7年間で2ケタ勝利を6度も記録。今季もチームトップタイの13勝を挙げている右腕は、今オフFA市場の目玉の1人。権利を行使すれば、獲得に向けて調査を進めている巨人をはじめ、各球団による争奪戦は必至となる。

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 監督室でバレンタイン監督と話し合いを持った清水は、練習を終えると悩める胸中を吐露した。
 「今年はFAが絡んでますからね。引き留めとか、そういう話はなかった。(権利行使は)正直、どうしようか悩んでいる。もちろん、他球団の話を聞いてみたい気持ちはあります。僕はFAを持ってないときから思っていました」
 今季から国内移籍に限りFA権の取得年数が短縮されたことで、初めて手にした権利だ。チームは1日に4位が確定したことで、この日になって出場選手登録を抹消された大黒柱の目は、早くも来年に向けられていた。
 今季は昨季6勝の不振から完全に復調。9月は先発から中3日で救援、さらにそこから中2日で先発でフル回転するなどチームトップタイの13勝を挙げている。自己最多タイの7完投とスタミナも健在だ。加えてリリーフでも結果を残すなど幅広い適性を示している。入団以来、主軸として9年間ロッテのマウンドを守ってきただけでなく、昨季からは選手会長も務めるチームリーダーだけに球団では全力で慰留に努める構えだが、FA宣言すれば一大争奪戦が展開されるのは必至の情勢でもある。
 今季年俸は1億6000万円だが、先発の柱となりうる右腕だけに熱視線を送る球団は多い。巨人は今季、清水の先発する試合は毎試合編成部1、2人を派遣して投球をチェックするなど密着マークを続けている。今オフ、上原がFA権を行使してメジャー挑戦が濃厚とあって、関係者も「うちの補強ポイントは右の先発投手」と明言。調査を進めている。巨人だけでなく、ほかにも先発陣が手薄な横浜、ヤクルトなどもリストアップ。今オフのFA選手で注目度は群を抜いている。清水は「今年は去年と違う姿は見せられた。来年につながればと思う」と言った。その決断に注目が集まる。

 ◆清水 直行(しみず・なおゆき)1975年(昭50)11月24日、京都市生まれの32歳。報徳学園、日大を経て98年に東芝府中入社。99年、チームの合併に伴い東芝移籍。同年、逆指名(ドラフト2位)でロッテに入団。1年目の00年から1軍に定着し02年からは5年連続2ケタ勝利をマーク。昨季は6勝止まりも今季はチームトップタイの13勝を挙げた。04、05、07年は開幕投手。04年アテネ五輪、06年WBC出場。家族は1男1女。1メートル80、85キロ。右投げ右打ち。

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