王さん後継決定的!ソフトB“秋山新監督”

[ 2008年10月3日 06:00 ]

福岡に戻った秋山チーフコーチは「何も聞いていない」

 今季限りで勇退するソフトバンク・王貞治監督(68)の後任として、秋山幸二チーフコーチ(46)の内部昇格が2日、決定的となった。“ホークスの伝統継承”を後継者の条件としてきた球団が現役として、指導者として王野球を間近で感じてきた同コーチに白羽の矢を立てた。今後は孫正義オーナー(51)の最終承認を経て7日、今季最終戦となる対楽天戦(Kスタ宮城)の翌8日にも新監督を含めた新体制が正式発表される。

93年11月16日 “特殊潜航艇”根本、久々の大型トレードで秋山ゲット

00年8月18日 秋山幸二、2000試合で2000本安打達成

 王ホークスの継承者が決まった。今季は95年の王監督就任以降としてはワーストとなる75敗を喫し、11年ぶりのBクラスへ転落。球団では後任の新監督として外部招聘(へい)も選択肢の1つとしてきたが、ここにきて秋山コーチで一本化した。
 竹内COOは「まだ内定しているとは思っていない。手順というのはどの世界でも大事なこと」と明言は避けたものの、秋山コーチについては「選択肢の1つとは言っているし、皆さんも周知の通り」とした。遠征先の大阪から福岡へ戻った王監督もこの日「(外部から)一族郎党を連れてくるより、14年間で築いたホークスの伝統もある。今までのホークスのカラーをある程度、継承することも大事」として後任を内部昇格とすることをほのめかせた。
 秋山コーチは93年に“世紀のトレード”で西武からダイエーへ移籍。地元・九州の熊本出身ながら人気は全国区で、99年にはダイエーの初代主将に就任するなど、現役時代から王監督のもとでチームの顔として活躍してきた。02年に現役引退したが、05年から2軍監督に就任。07年の総合コーチを経て、今季からはチーフコーチとして王監督のもとで帝王学を学んできた。その実績は王監督も「その流れ(後任)できているのは事実」とも認めており、8月14日のロッテ戦(千葉マリン)では、体調を崩して欠場した王監督の代行として指揮も執っている。
 秋山コーチはこの日「何も聞いていない。何もない。誰とも会っていないし、会う予定もない」と話すにとどまった。竹内COOは「大事な問題だし、焦って進めることはない」としており、今後は本人との直接面談や、最終決定権を持つ孫オーナーへ秋山コーチに一本化した経緯などを説明。承認を得る作業に入る。同オーナーが了承次第“秋山ホークス”の正式誕生となりそうだ。
 球団では全日程終了の翌8日にも王監督の新役職を発表する予定で、同時に新監督、コーチも発表する準備を進めている。14年間続いた“王野球”を継承する秋山新体制のもと、ホークスが生まれ変わる。

 ◆秋山 幸二(あきやま・こうじ)1962年(昭37)4月6日、熊本生まれの46歳。熊本・八代から80年ドラフト外で西武に入団。87年に本塁打王、90年に盗塁王。93年オフにダイエーに移籍、99年からのリーグ2連覇に貢献した。00年8月には2000本安打を達成。02年に引退して、04年オフにソフトバンク2軍監督に就任。07年から総合コーチ、今季からチーフコーチを務めている。

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